生成AIといえば「ChatGPT」が有名ですが、世界にはChatGPT以外にも非常に優秀なAIサービスが存在します。
生成AIパスポート試験では、それぞれのAIが「どこの会社で作られたか」「どんな強みがあるか」という違いを問う問題がよく出題されます。
この記事では、ChatGPTの強力なライバルであるGemini(Google)、Claude(Anthropic)、Copilot(Microsoft)の3大サービスについて、その特徴と選び方をわかりやすく解説します。
Gemini(ジェミニ)
Geminiは、検索エンジンの巨人Googleが開発・提供している生成AIです。
以前は「Bard(バード)」という名前でしたが、現在はモデル名もサービス名も「Gemini」に統一されました。
最大の特徴:ネイティブ・マルチモーダル
Geminiの最大の特徴は、最初から「テキスト・画像・音声・動画・プログラムコード」を同時に理解できるように設計されている点です(これをネイティブ・マルチモーダルと呼びます)。
例えば、YouTubeの動画URLを貼り付けて「この動画の内容を要約して」と頼んだり、手書きのメモを写真に撮って「これを表にまとめて」と指示したりすることが得意です。
Googleサービスとの連携
GoogleドキュメントやGmail、GoogleマップなどのGoogleアプリと連携できるのも強みです。「来週の旅行の計画を立てて、フライト情報をGmailから探して、地図でホテルを表示して」といった連携プレーが可能です。
Claude(クロード)
Claudeは、アメリカのスタートアップ企業Anthropic(アンソロピック)が開発している生成AIです。
Anthropic社は、OpenAI(ChatGPTの開発元)にいたメンバーが独立して設立した会社で、「AIの安全性」を最優先に掲げています。
最大の特徴:安全性と自然な文章
Claudeは「Constitutional AI(憲法AI)」という独自のアプローチで作られており、差別的な発言や危険な回答をしないように厳しく調整されています。
また、日本語の文章が非常に自然で、機械っぽさがないことでも人気があります。「人間味のある丁寧なメール」や「小説の執筆」などを頼むと、ChatGPT以上に情緒豊かな文章を書いてくれることが多いです。
長文読解に強い
一度に読み込める文字数(コンテキストウィンドウ)が非常に多いのも特徴です。分厚い本のPDFや長い論文をまるごと読み込ませて、「この資料の要点をまとめて」と指示しても、パンクすることなく処理できます。
Copilot(コパイロット)
Copilotは、WindowsやOfficeを作っているMicrosoftが提供している生成AIです。
「副操縦士(Copilot)」という意味で、ユーザーの仕事を横でサポートしてくれるパートナーというコンセプトです。
最大の特徴:GPT-4を搭載し、検索に強い
実は、Copilotの中身(頭脳)は、OpenAIのGPT-4(ChatGPTの有料版と同じモデル)が使われています。
そのため、非常に賢いAIを(条件付きですが)無料で利用できるのが大きなメリットです。
また、Microsoftの検索エンジン「Bing」と統合されているため、最新のニュースや天気予報など、リアルタイムの情報を含めた回答が得意です。回答には必ず「情報源のリンク」が付くため、情報の裏取りがしやすいのもビジネス向きと言えます。
Office製品との連携
Word、Excel、PowerPointの中に組み込まれた「Copilot for Microsoft 365」(有料プラン)を使えば、「このWordの資料をもとに、PowerPointのスライドを作って」といった指示がワンクリックで可能になります。
3つのAIの比較まとめ
最後に、それぞれのAIの「強み」を整理しましょう。
| AI名 | 開発元 | ここがポイント(試験対策) |
|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | 生成AIの代名詞。圧倒的なユーザー数と、プラグイン(GPTs)などの拡張機能が豊富。 |
| Gemini | マルチモーダルとGoogle連携。動画や音声の理解が得意。GoogleドキュメントやGmailとつながる。 | |
| Claude | Anthropic | 安全性と長文読解。読み込める文字数が多く、自然で人間らしい日本語を書くのが得意。 |
| Copilot | Microsoft | 仕事の副操縦士。中身はGPT-4。検索エンジン(Bing)と連動し、最新情報に強い。Office製品と連携。 |
まとめ

今回の記事では、ChatGPT以外の主要な生成AIについて解説しました。
- GoogleのGeminiは、動画も理解できるマルチモーダルAI。
- AnthropicのClaudeは、安全性が高く、長文や自然な文章作成が得意。
- MicrosoftのCopilotは、検索に強く、ビジネスツール(Office)との連携が強力。
試験では「Googleが開発したAIはどれか?」「Anthropicの特徴は?」といった形式で出題されます。それぞれのAIの「親会社」と「得意技」をセットで覚えておきましょう!



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